初心者のための自力で撮影するデジカメテクニック講座 第1回 「カメラを選ぶ」
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ネットで使用する写真は高画質の必要はありません。他に使用する事を考慮しても5〜6百万画素のデジカメで十分です。高いカメラを購入するよりは余った予算で三脚などの撮影機材を購入しましょう。カメラの種類はズーム有りコンパクト、ズームなしコンパクト、1眼レフの3種類に分けられます。ズームなしコンパクトは商品撮影などには向きませんのでここでははぶきます。
(ズームレンズ付きコンパクトデジカメ)
価格は2万円から10万円位です。価格の差は画素数、ズーム比の違いなどにより異なってきます。主に撮影する被写体、ご予算によってカメラを選びましょう。ズームには光学式とデジタル式が在りますが、デジタル式のズームは避けましょう。
たとえば6百万画素のデジカメでデジタルズーム2倍を使用すると画質は3百万画素、3倍で2百万画素のカメラと同じ画質になります。デジタル式と光式を併用したカメラも在りますが、画質を維持する為にも出来るだけデジタルズームは使用しない様に『off』設定にしておきましょう。
さて、レンズのズーム比は3倍から12倍が在り、焦点距離も35mmフイルム換算ワイド側28mm、テレ側450mmのカメラが在ります。撮影する被写体にもよりますが、6倍ズーム35mm〜210mmであれば十分だと思います。
これに、店舗の内外観を撮影される方はワイドコンバーターレンズを買いたして、ワイド側を24mmにしてお店を広く見せる工夫をしてください。価格は写真のカメラで\35,000前後、ワイドコンバーターレンズ+アダプタで\20,000弱、合計で5〜6万円だと思います。
(1眼レフデジカメ)
価格はボディ単体で6万円から100万円くらいです。画素数は約600万画素から約1700万画素のハイエンドモデルまで在りますが、600万〜800万画素のモデルが価格的にもお手頃でお勧めです。18〜55mm標準ズーム55〜200mm望遠ズームのWセットがお買い得ですが、35mmフイルムに換算して28〜360mmとワイド側に不満が残ります。予算に余裕が在ればレンズ単体でお求めになる事をお進めします。
せっかく1眼レフを買うので有れば目的に応じたレンズを揃えましょう。コンパクトと1眼レフの違いはレンズ交換の有無。レンズの最小絞りの違い(後ほど撮影のテクニックの項目で触れます)カメラの大きさ重さ、スペックの違い等があげられますが、どちらを選ぶかは撮影の目的、予算等を吟味してお選び下さい。
蛇足ですが、1眼レフデジカメはレンズ交換が出来るが故に、レンズを交換する際に、ゴミやホコリがカメラ内部に入り易く、撮像素子(CCD or CMOSセンサー)に付着したホコリは画像に黒い斑点として残ります。各メーカー対策を考えている様ですがまだ十分でない様です。1眼レフを買われるか、お持ちの方はホコリの少ない場所で速やかにレンズを交換して下さい。時々はカメラ説明書に従いブロアで清掃するか、カメラメーカーに持ち込んでホコリ除去(有料)をしてもらいましょう。
以上、第1回目の講座をここで終わらせて頂きます。次回は『その他の撮影機材』をテーマに開講致します。 |
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