初心者のための自力で撮影するデジカメテクニック講座 第3回 「その他の撮影機材(No.2)」
|
(照明器具)
デジカメの照明には大きく別けて3つの方法があります。
(1)カメラのストロボを使う。
(2)撮影現場の光をそのまま使用する。
(3)照明器具を購入、又は自作し、使用する。
|
|
|
(1) 光源としてカメラの
ストロボのみ使用 |
(2) 自然光.蛍光灯.白熱灯の
ミックス光源 |
(3)色温度を統一した光源での撮影 |
(1)カメラに付いたストロボは光量が少なく、光がストレートなので陰が強く、スナップ撮影などにしか向きませんが、一工夫すると、モデル、料理、商品撮影などに使用する事が出来ます。詳しくはこの後実践編で説明いたします。
(2)撮影現場の光には色々な光質が混じり合っているので、商品やモデル及び料理撮影など、色をきれいに再現したい撮影には向いていません。どうしてもお店に有る光源を利用して撮影をする時には単一の光質で撮影する様に心がけましょう。
モデル撮影は自然光(太陽光)で、商品撮影は蛍光灯で、料理撮影は白熱灯で。この様に光源を使い分けましょう。それから蛍光灯は(白色)(昼光色)など種類によって色温度が違いますので、使用する蛍光灯は種類を統一しましょう。
白熱灯の種類の中で(ダウンライト)(スポット)(ハロゲン)などは、光の指向性が強く撮影にはあまり向きません。出来たら普通の白熱灯が良いでしょう。この撮影方法についてもこの後実践編で詳しくお教えいたします。
(3)ライティングが自由に出来るので商品や料理撮影に向いています。
*プロが使用する機材を購入するのが一番良いのですが、高価なのでここでは取り上げません。
*安価なのに工夫次第ではプロにも迫る照明が出来る器具をお教えいたします。
用意するものはクランプを2〜4個。高ワット数の電球を2〜4個(写真用電球が良いのですが、かなり高熱になり、火傷をしたり商品を焦したりして危険ですし、高価なので普通の白熱灯、出来たら電球型蛍光灯にしましょう)。洋服の裏地など使用する白い薄手の布、又はトレッシングペーパー(90cm×200cm位)を1〜2枚です。
あと用意する物は撮影する商品によって異なりますので、この後実践編で写真を入れて撮影方法などと一緒に詳しく説明いたします。
|
|
|
|
電球クランプ |
写真用電球(300W・500W) |
電球型蛍光灯(100Wタイプ) |
電球「白熱灯」(100W・200W) |
(記録メディア)
カメラを購入すればメディアも決まるのでここではあまり書きませんが、画像を残す一番大事な部分ですので大事に扱いましょう。今の所(CFカード)(SDカード)が一番信頼出来るようです。それから書き込み読み込み速度の違いによって同じ容量でも金額が3〜5割ほど違ってきます。
一度に大量の写真を撮影される方以外は超高速タイプより中程度のメディアで十分だと思います。メディアも機械です、落としたり、濡れたりすると壊れてしまいます。余った金額でもう1枚予備として購入した方が良いと思います。
それから容量別に256M、512M、1G、2Gと色々有りますが、カメラの画素数からすると1Gあたりが良いと思いますが、1Gのカードを1枚購入するよりも不測の事態に備えて、512Mのカードを2枚購入し、1枚を予備にするのも良いでしょう。
☆第1回カメラを選ぶで書き忘れが有りましたので追記します。
デジタル1眼レフを選ぶ1つの目安として、現在フイルム1眼レフをお持ちでしたらメーカーによってはそのレンズを使用する事が出来ます。お持ちのレンズにご不満が無ければ、同じメーカーのデジタル1眼を購入されると予算を押さえる事が出来ます。
ただカメラの機種によってはレンズの画角が変わりますので、広角系を必要とされる方はレンズを買い足す必要が有ります。第3回目はこのへんで終わらせていただきます。次回はいよいよ実践編になります。
ご質問やわからない事が有りましたら、メールにてご質問下さい。ご質問の多い順に講座で取り上げたいと思います。お待ちしています。
<< バックナンバー 第2回 「その他の撮影機材(No.1)」 |
|
|
|